―――――俺は...左から、3軒目。


まぢかー。
引っ越してきたなんてな。
しかも、俺んちの真ん前。

...どーってことないけど。


「...ただいま。」

「翔?おかえりー。バスケどうだった?」

「そうだ。水間がいたよ。」

「水間って...あの水間 智君?」

「あぁ。友達になって、クラスも同じだった。」

「へぇー。仲良くなれると良いわねぇ。」

「うん。着替えてくる。」

「もうすぐご飯できるから。」

「ん。」

バタンッ

俺はドアを閉めて、ベットにもたれこんだ。

「はぁー。ややこいことになんなきゃいいけど。」

俺は独り言をベラベラ言いながら、着替えた。

「翔ー‼できたわよー。」

ちょうど着替え終わったところで母さんが呼んだ。

俺は返事をせずにそのまま部屋を出た。