「んー...わからん。でも、そんなに多くねーよ?」

「あほか。付き合った回数は?」

「3人。ってかお前のがイケメンだろ。」

そんなことねーよ。と水間は笑った。
うおっ。イ、イケメン...。

「っていうかお互い名前でよぼーぜ。」

「俺、翔。」

「んー。翔な。俺は...」

「智だろ。知ってるわ。」

やっぱり?と言って智は笑った。



「じゃあ、俺ここだから。」

俺の降りる駅についた。

「おー。じゃあな。」

俺は智に手を振って電車を出た。

ん?
俺の横の扉から見たことある、女子が出てきた。
...誰だっけ。
あの顔...。
あっ‼あいつだ。バレー部のモテそうなやつ。多分、1年のなかではあいつがいっちゃん可愛いやつだろ。
でも、クラス違うし...。
名前、わかんねー。ま、知ってても知らんくてもかわんねーけど。

あいつはホームを出ると、右に曲がった。
げ。
俺も右。
そーいえば最近俺んちの前に誰か引っ越してきたな。
まぁ、あいつなわけねぇか。