知らないアイツに恋しました

ドッドッドッドッ...

やべー。

「あっ、私の名前は、堀田 希美って言います。よろしくね?」

と、笑って俺に言った。

「俺は増村。増村 翔。よろしく。」

と、俺も言う。
堀田は、笑って、

「あずみ。行こー。じゃあ、増村君、ばいばい‼」

ドキドキドキッ...

やっ、やべー。

「お、おう。」

はー、こんなにドキドキしたのいつぶりだ?
ってか、なんでこんなんなってんの?
でも、好きまでは、いってないけど。

堀田が部活に行った後、

「おい、増村‼堀田さんどんな子だった?」とか、「おまっ、せこいぞ‼」とか、「笑顔独り占めしやがって。」とか、めっちゃ言われた。

「さっ、智...‼」

た、助けろ‼

「俺、部活行ってくるわー。」

と言って、消えた。
くっそ。裏切りやがって。
あんにゃろー‼
今度、しばいてやる。


そして、帰り。

「じゃーな。智。」

「おう。また。」

智と挨拶をしドアから出る。