...絶対あいつだろ。

「ふーん。」

「堀田 希美(ホッタノゾミ)って言うの。一番仲良くなっちゃった。」

「そりゃあようござんした。」

「なにその言い方‼」

西村が俺の肩をたたいた。

「いってぇええええ‼」

「ふんっ‼これくらいで...うるさい男ね。」

くそっ。まぢで痛ぇ。どんな力だよ。


堀田ねぇ。


キーンコーンカーンコーン...
ボーッとしていたらHRがすでに終わっていた。

「おはよー。増村。」

クラスの男子が話しかけに来た。

「はよー。」

「増村、知ってる?隣のクラスの堀田って子。」

「あー。さっきあいつから話聞いた。上手いんだって。バレー。」

西村を指しながら答える。

「可愛いよな~。」

うん。もうモテてる。

「まぁ、どっちかと言うと可愛い方なんじゃね?」

「何々?何の話してんの?」

智ともう一人の男子が入ってきた。