あ、あれ??



ど、どうしちゃったんだろ??



私、何か高橋くんを不快にさせることをしちゃったのかな…!?




不安になって高橋くんに尋ねようと顔を覗きこもうとした。



その時だった!





パシッ





!!?




高橋くんがいきなり私の手を掴み、真剣な表情で見つめてきた!



え!?



な、な、なに!??



私は急に高橋くんに手を掴まれて心臓と肩が同時に跳ねたっ!


顔には熱が集まってきて、手には高橋くんの体温が伝わってくる!


同じ熱でも、手の方はなんだか脈を感じるほど熱かった。




「俺………、葉月さんと一緒のクラスになれて、嬉しかった。」


「………………え?!!」



いま……なんて………!?



聞こえてたはずなのに、自分の耳を疑ってしまった!