それから、1分も立たずに、入ってくる4人の男子。 「初めまして、高宮麗里さん」 私は咄嗟に、「初めまして」とおどおどしながら言った。 ...............ん? 私の名前、言ったよね? そんな、私の疑問があるのにも気にせず、淡々と話すさっきの優しそうな人。 「俺は、神崎 伊織。2年だから麗里さんの1つ上だね。」 なぜか、自己紹介からということなのか、「時計回りね。」なんて神崎先輩は言っている。