「じゃあ、これで......」

立ち去ろうと後ろを向くと、


「わぁっ......!」

「...帰らせねーよ」


そこには、楠木雷が立っていた。

近くで見ると、顔がすごく整っているのが余計わかった。

「じゃあ、こっちに座って」

神崎先輩にそう言われ、渋々座る。
隣には、楠木雷。
向かい側に神崎先輩と檍時雨が座っていて、サイドに小鳥遊千聖と岸柊羽が座っていた。


「まぁ、くつろいで?」

.........くつろいで?
くつろげる訳ないでしょ。
こんなイケメンが私の方観察しているなんて分かってたら。