「俺たちは、PC部」 その瞬間、私の運命が、変わった。 ...いや、運命的な何かが始まった。 「“PC部”?」 「表向きは、ね?」 正直言っていることがわからない。 PCって、パソコンだよね? パソコンなんて、ここ一台もないよ...? 「つまりね、」 ドクドク、と脈打つのが分かる。 「単刀直入にいうと、麗里さんにはPC部に入ってもらいたいんだ」