「どうかした?」
栄助が町の人に声をかける。
「なんか新撰組がここの桝屋に御用改めしたらここの店主が捕まっちまったんだよ。あ、ほら。あそこ見て見な。」
町の人が指を差す。
そこにいたのは…
桝屋の店主と思われる人と新撰組の人たちと…
「わわっ。黒先輩!」
栄助は「誰?」と言っていた。
あたしの上司でもある死神さん
髪が他の死神よりも真っ黒だからあたしが黒先輩って名付けたんだ。
黒先輩はあたしの方をみると
「……」
無言でこっちに走ってきて
バシッ
「いったぁぁ〜!黒先輩、叩くなんて酷いですよ!」
殴られました。
「お前はなんで仲良く死亡予定者と手を繋いでんだよ!馬鹿だろ!」
乱暴にあたし達が繋いでた手を離す。



