「君には負けませんから。」 それだけいうと今度こそ向こうへと行った。 「総司さん…?」 あたしは総司さんが去って行ったところを見つめて呟いた。 すると栄助があたしの手を引っ張って「行こう。」と、屯所から出た。 栄助と町へ出掛けている時何故だか町が騒がしかった。 「どうしたんだろう。栄助、行って見ようよ。」 「そうだね。僕も気になるし。」 あたしと栄助は騒がしかったところへと向かった。