死神の初恋は腹黒くん

「ったく。分かった。奥沢が死ぬのも俺が死んだりするもの運命ってやつなんだろ?」

「わかって下さいました?よかったです!」

あたしは微笑んだ。

するとふいっと顔を背けてしまった土方さん。

「どうかなさいました?」

「なんでもねぇよ、それよりお前らは何しにきたんだ?」

「栄助と町に行くんです。ですから」