死神の初恋は腹黒くん

「わいと楽しいことせえへん?」

「え?楽しい事?」

忍者さんは顔を覆ってるマスクみたいなのを外した。

き、綺麗な顔立ち…

そんな綺麗な顔がニヤリと笑った。

「そや、楽しいことや。……っい‼︎‼︎」

顔が近くなった時に忍者さんは顔を歪ませてあたしから離れた。

「何すんや!痛いやろ!」

「山崎が美誠を押し倒すからだ。後で副長に報告だ。」

「それはないやろ…。副長の説教は嫌や。」

「忍者さん、山崎って名前ですか?」

「わいの事気になるんか?そうやったら今からでもわいの部屋に____」

山崎さんが言い終わる前に一が

ガンッ

刀の鞘で山崎さんの頭を叩いた。

…というより殴った。

「お前、永倉と同じだな。」

永倉さん…。

あっ、あの筋肉質の人ね。

あの人にさっきあたしの胸に顔をスリスリしてきたひとよね…

「永倉はんと同じってどうゆうことや?」

簡単に説明する一。

それを聞いた山崎さんはニヤリと笑った。

なんか嫌な感じしかないんだけど…

そう思った矢先

むにゅ

「お。案外でかいんやな。しかも柔らかいやんか。」

あたしの胸を山崎さんは掴んで来た。

あたしはびっくりしすぎて固まった。

そんな時朝餉を食べ終わった皆さんが帰ってきた。

ガラ

「美誠ー!飯食って来た…ぞ……って山崎さん!何してるんだ?!!」

平助さんがまず入ってきて

「あ、ずりぃぞ。俺にも触らせろ。」

「新八と山崎は本当同類だよな。まぁ、まだ山崎の方がましか。」