死神の初恋は腹黒くん



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「……ここどこ?」

目が覚めたら何やら布に包まれていた。

しかも、何やら狭い部屋?みたいなところにあたしはいる。

今何時…?

部屋の戸の隙間から眩しい光がチラチラ見える。

朝…なの?

ガラ

「起きたか?」

部屋に入ってきたのは小柄な青年。

青年はふわふわした茶色の髪の毛をしてた。

「…誰?ここはどこ?」

「俺?俺は___」

ガラ

「へーすけ!その子起きたか?」

「どれどれ?俺にも見せろ!」

背の高い人間と筋肉が凄い人間が入ってきた。

背の高い人間は色気たっぷりで筋肉質の人間は…見た感じ三人の中でも馬鹿そうだった。

「おぉ!別嬪じゃねぇか!」

「本当だ‼︎」

あたしの近くに群がる人間が2人。

「ちょっ!左之さんに、新ぱっつあん!」

へーすけと呼ばれてた青年が2人…左之さん新ぱっつあんという人間を止めた。