『しかも、大事なもんを忘れやがって…はぁ。』
なんか溜息つかれたんですけど……
「大事な物…。ってあ!もしかして…」
『そのもしかしてだ。"死神辞典"忘れるなんて…。』
"死神辞典"
あたし…死神にとって大事な物。
これは呪文や、死亡予定者の事がよく書かれてる優れもの。
あたし、なんてものを忘れてしまったんだ…
「本当に申し訳ないです…」
『まぁ、俺も言い忘れたことがあるからそのことはなかったことにしてやる。』
閻魔様、あなたも悪いんですね…
あたしが言えることじゃないけどね。
「言い忘れた事?」
『あぁ。お前が魂を連れて逝くのは江戸時代にいる人間、全員ではない。256345255は新撰組という集団を主にして欲しい。』
「新撰組ですか…」
『そうだ。勿論、それ以外の人間も出来たして欲しい。』
「え。」
『不満か?』
「いえ!そんな!滅相もない!」
思わず声に出てしまった。



