死神の初恋は腹黒くん


結構痛かった。

あたしは周りに人間がいたのは気づかず その"何か"の方に行った。

「…黒いポシェットだ。」

"何か"はあたしの黒いポシェットだった。

なんでこれが二つあるんだろう。

あたしのはここに……

「ない。もしかしてこれ、鏡の中に入る前に落ちたとか…?」

この黒いポシェットは間違いなく自分のだった。

とりあえず中身を確認した。

「分厚い本に、着替え、武器に…、筆記用具に……。あれ?こんな物入ってたっけ?」

あたしが手にしたのは古い分厚い本と、
変な人形だった。

すると人形が喋り出した。

『256345255か?』

この声…

「閻魔さま?」

『そうだ。…って、256345255‼︎』

いきなり呼ばれたから焦った。

「は、はい!」

『格好良く行って何忘れ物しとんじゃ!』

閻魔様が怒った顔が声からして分かる。

「す、すみません!」