ハサネ

召喚士にとっては霊魂という物を呼び寄せそれを伝説の竜やら悪魔または神にまで変化させ、それを操る者のことを言う。
例えそれがその霊魂の本来の姿でないものになったとしても、それは、その人のイメージによるいわゆる仮の姿に違いないのだ。
鮫風家には唯一召喚士という者が存在しない。
存在したとしても、誰一人知らないのだろう。
この人と同じように隠れて過ごしていくのが生涯のような気がする。
しかし、もしかするとそれこそ、仮の言葉に過ぎないのではないだろうか?
校舎の昇降口のところで私たちは、夕日に照らされてしゃべっていた。
そして、とうとう、登下校完了のチャイムがなった。