ハサネ

しかし、校門の前の街道は桜でピンク色に塗りつぶされていた。
その景色に彼女たちの声が聞こえてくる。
もう入学するのね。
と。

入学式と新入生歓迎会は一緒に行われるというのがこの学園の特徴だ
それらを終えて、楽しみの教室と席。
誰が隣になっても構わないが、出来たらお姉ちゃんがいいな~。
と思いつつ教室に入るなり速攻に席を見た。
席は廊下側の席で二列あるうちの隅の列で二番目だった。
そして、隣になったのは、烏間介斗と言う男性だった。
お姉ちゃんは私の前の席についていた。
ほっとしたのもつかの間隣の男性から声をかけられ私は、唐突にもこういってしまった。
「なに!」
その瞬間教室に入ってきたお姉ちゃんたちまた、生徒たちがこちらを見てきた。
「ごめんなさい。脅かすつもりはなかったんです。ただ、挨拶とかしないとと思って、」
ごめんなさいと言うところからすると礼儀正しいのかなと思うけこもりで深夜アニメを今日の朝まで見ていたのかと思われる目の下のクマ。
また、髪の毛の不吉感も目立つ。
まさしく引きこもりオタク。
そう見つめていると…何が嬉しいのか、にっこりと、笑ってきた。
この笑いかたもそんなにいい物ではない。
私は特に興味なく顔を背けた。