ここの公園は土地が高いところにあって、ある程度の街並みが見えていた。


それも、みんながここを気に入っている理由。




しかもそれは、
私のお気に入りのジャングルジムに登ると絶景だった。





特に夕日が綺麗で辛いことや嫌なことがあったときは夕日が沈む前にジャングルジムによく登った。





泣きそうになってもこの街の夕日が沈む風景を見ると自分の辛さや悲しさがちっぽけに見えた。




そしていつの間にかスッキリしていて何事もなかったように笑えていた。






そんな公園が誰よりも好きで、思い出の場所だった。





今、その公園は色あせてても何も変わらず他の小さい子たちが遊んでいる。