「…」



沈黙が流れた。



すぐに破ったのが香織ちゃん。



「こんなかっこいい先生が来るの!?
学校楽しくなるね!汀!!」




上がっていく香織ちゃんのテンションについていけなくなっていた私は戸惑った。




蒼井先生はいくつですかー?とか
なんで先生になったんですかー?とか
担当教科はー?

とか、蒼井先生は香織ちゃんから質問攻め。









空はだんだん暗くなってきた。



「さぁて、君たち帰んなきゃ親が心配するよ?」




話に区切りがついたところで帰るように促す先生。





「てか、もう七時になるじゃん!
1時間も話してたのか!」





って、一人でツッコミを入れて香織ちゃんと笑い合ってる蒼井先生。




「先生が特別に今日は送って行ってあげましょー!女の子が暗いところにいたら危ないからね。」

なんて言って帰る支度をする香織ちゃんと蒼井先生。