瑠愛、瑠愛……。





俺を許して。





「なな、春樹!」




突然耳元で聞こえた声に、一瞬肩がビクリと反応する。




ちらっと振り返ると、ポテチの袋をもった武瑠がいた。




「な、なに??」





まるで、何か焦るように額に変な汗がにじむ。



頭が真っ白になって、心臓の鼓動だけが聞こえるよう。




そんな俺を見て、武瑠は




「春樹??大丈夫…?」




そう言って顔をそっと覗きこむ。





その行為が全てを見透かしてしまうようで、気づけば俺は…




ーーーードンッ