突然、幼馴染みの咲良が持ってきた情報。 「敵の毒蛾と留愛は繋がってる」 勿論、最初は疑ったぜ? でも、動揺する俺を心配そうな眼差しで見つめながらも真剣な表情を見せ あるものを取り出した咲良。 ピラッ―― 短い音を立てて現れたのは、何処かの建物に入っていく留愛の写真だった。 壊れかけたシャッター。 落書きだらけの壁。 そこは、ここにいる誰もが知ってる。 敵の毒蛾のアジトだった。