さっきよりもずっと近い距離。 もう少しで瀬戸くんの体に触れそうなその距離に、心臓がトクンと小さく跳び跳ねる。 「足、痛ぇんだろ?今日はもう終わるぞ」 「え?」 突然屈んだ瀬戸くんに驚いたのも束の間。 「わっ……!ちょ、瀬戸くん!?」 なぜか膝裏に腕を回され、そのまま軽々と持ち上げられた。 「……っ!って、ごめんっ!」 急に後ろへ倒れた私は、咄嗟に瀬戸くんに首に手を回してしまい、慌てて手を離す。 「いい、掴まってろ」 手を離そうとした私を制し、さらに胸元へと抱え込む瀬戸くん。