瀬戸くんと、ふたりきり。



「大丈夫だよ!……けど、今は動かす勇気ないからもうちょっとこのままで……」



って、なに言ってんの私!?

このままの体勢って……!



言ったあとに気が付いた。


だって、今の状態って……。



そろっと視線を落とせば、今の私は上半身裸の瀬戸くんに体を預けるようにして寄りかかっている状態で。


「ご、ごめんね!」




気付いた途端、このままで、なんて言ってしまったことを後悔した。



すぐ近くに瀬戸くんがいる。

そう思っただけで冷えた体が急激に熱くなっていくのを感じて、慌てて瀬戸くんから離れた。



「っ」


動いた瞬間、ビリッと右足に走った痛み。



「バカかお前は。無理してんじゃねぇよ」

「せ、瀬戸くん……!」



あまりの痛みに顔をしかめた私を見て、瀬戸くんが離れた私の体を再び引き寄せた。