「そういやお前、昨日海に来てたんだろ?安藤が見たって言ってたけど」
「えっ!?安藤くん!?」
「あれ?言ったことなかったっけ?安藤もサーフィンしてんだよ」
「そ、そうだったんだ……」
まさか安藤くんまでサーフィンをしていたなんて。全然知らなかった。
「俺、土曜日は用事があったから行かなかったんだけど、安藤がお前見かけたって言ってたからさ」
「………」
「って言うかお前の様子が変だって言ってたけど、なんかあったわけ?」
「っ」
圭祐の問いかけにドキリと心臓が飛び跳ねた。
「その様子はなにかあったんだな?なんだよ。言ってみろよ」
人の気も知らないでさ。
楽しそうに口元をゆるめている圭佑を見て、ハァと深いため息がこぼれ落ちる。
だけど、悩んでいる私はこの悩みを心の中でとどめておくことが出来なくて、
「あのね……」
気づけば昨日あった出来事を圭祐にすべて話していた。


