瀬戸くんと、ふたりきり。




「わっ!」


更衣室に入ろうとドアノブに手を掛けようとしたとき、とつぜん更衣室のドアが開いた。


び、ビックリしたぁ……。


のけ反るように一歩後ろへ下がると、開いたドアから数人の女の人たちがゾロゾロと出てきた。



「………あ」

「え?」



一番初めに出てきた人が、私の顔を見たとたん顔を歪め、足を止める。



……え、なに?


難しい顔でジッと私を見つめる女の人。


ううん。その人だけじゃない。

あとから出てきた人たちも私に気づいたとたん睨んできた。



なんで私、初対面の人ににらまれてるんだろう。

この人たちと面識ないんですけど……。




「あの……?」



目が合ったままなかなか逸らそうとしない女の人に、おそるおそる話しかけてみる。

だって、このままじゃいつまで経ってもにらまれたままっぽいし。