「そんな死んだような顔しなくてもいいだろうが」
呆れたようにため息を吐き出す先生はやはり自分の性格を分かっていないようで。
あぁー、こっちがため息つきたいよ、と心の中でため息を吐き出した。
プリントに引き続きこれって。
もう職員室なんか大嫌いだ……。
「お、ちょうどいいとこに来た!瀬戸!」
せ、瀬戸?
先生の陽気な声にすぐさま顔を上げると、そこには同じクラスの瀬戸くんがいて。
な、なんで瀬戸くんがここにいるの?
たしか今日は休みだったはずだ。
さっきまで教室にいなかった瀬戸くんが気だるげにこちらに向かって歩いてくる。
……もしかして、今登校してきたとか?


