瀬戸くんと、ふたりきり。



「っていうか、なんで圭祐がここにいるの?」

「あ?あぁ、サーフィンしに来てんだよ」

「え?サーフィン?」



ホラ、アレ、と圭祐が指さしたのは、ベンチの前にあるサーフィンの板。


たしかあれってサーフボードっていうんだよね?

昨日、瀬戸くんが教えてくれた。




「圭祐がサーフィン始めたとか全然知らなかったんだけど!だから最近つき合い悪かったの?」

「まーそういうことだな。最近ダチになったやつがやっててさ。やってみたら意外とおもしろくてな。

貴也にも勧めたんだけど、あいつソッコーで断りやがったし」

「………」



そりゃそうだよ。

貴也はアンタとちがって勤勉なんだから。

体を動かしてるヒマなんかないの。