「お前、よくも本人を目の前にして言えたもんだな」
案の定、瀬戸くんのこめかみには一本の青筋が。
「ご、ごめんなさいー!」
普通にしてても強面なのに、怒ると余計に目が釣り上がって怖さが百倍だ。
「バーカ。本気で怒るかよ」
あまりの怖さに目をつむっていると、コツンと頭を小突かれた。
そろっと目を開けると、あきれた表情で笑っている瀬戸くんが映って。
ホッと安堵のため息をつく。
「学校サボってんのはサーフィンしてるからだよ」
「サーフィン?」
「そ。朝から結構来てる人いるんだぜ?仕事前とか」
「え?朝からサーフィンするの?」
「ったりめーじゃん。夏は日が昇るのはえーからな。6時とか7時とかにはもう波乗ってんぜ?」
「6時、7時!?」
そんな早い時間からサーフィンしてるの!?


