瀬戸くんと、ふたりきり。




「ひゃっ!!」


頬にピタッとふれたのは、冷たいもの。

見上げると、そこにいたのは瀬戸くんとチャコで。

頬ふれているのは冷えた缶ジュースだった。



「飲めよ」

「あ、ありがとう」



缶ジュースを受け取ると、私の隣に腰を下ろした瀬戸くん。

チャコは瀬戸くんを気に入ったのか、瀬戸くんのひざの上に乗るとそのまま寝てしまった。


きっとはしゃぎ疲れたのだろう。




「で?だれ見てたんだよ」

「だれ……?あ、あぁ、あの人。今ジャンプした青の水着着た男の人」

「青の?」

「さっき来たときも見てたんだ。上手だなーって」




視界に映る男の人はやっぱりどのサーファーよりも輝いている。

それは、一度見てしまうと目をそらせないほど。