瀬戸くんと、ふたりきり。



「……え?」


ふいに右方から聞こえてきたその声にゆっくりとふり向くと、


「な、なんで瀬戸くんが!?」


そこにいたのは、なんとあの瀬戸くんだった。




「せ、瀬戸くん、なんでこんなところにいるの!?」

「……それはこっちのセリフだ。お前こそなんでこんなとこにいるんだよ」

「あ、あたしは犬の散歩で……」

「犬の散歩?」



ほら、といまだにお姉さんとじゃれているチャコを指差すと、


「……あぁ、そういやお前の家この近くだったな」


納得したように小さくうなずいた瀬戸くん。