瀬戸くんと、ふたりきり。





「ちょ……!チャコ!そっちじゃないってば!」



砂浜をすぎ、海辺沿いの遊歩道を歩いていると、突然チャコがちがう方向へと走り出した。


その道はさっき海水浴をしていたところから少し離れた場所にある小さな砂浜へと続く道。

その砂浜は地元の人しか知らないんじゃないかっていう小さな砂浜で、穴場と言えば穴場な砂場だった。



小さいころはよく遊びに行っていたけど、最近はまったく行っていない。

だって泳げないし。


うわさではサーフィンをする人がよく利用しているんだとか。


ひさしぶりに行ってみようかなぁ……



少しだけ泳げるようになった今、海に関することに少し興味が出てきた私。

サーフィンなんて絶対に無理だけど、見るだけならいいよね。


そう思った私は、チャコに引っぱられながらその砂浜へと向かった。