瀬戸くんと、ふたりきり。



なんでも私はりっくんの飼っている猫ちゃんに似ているらしく、私のふわふわした髪の毛がたまらないんだとか。


最初はタメ口というのに抵抗があったんだけど、りっくんの強い要望とフレンドリーな性格ですぐに打ち解けることが出来て。


最後の方なんか、瀬戸くんを放置して二人で猫ちゃんと遊んだりしてた。



ホント、こんなにもフレンドリーな30歳、会ったことないよ。



「りっくんバイバイ!またね!」

「またな。気をつけて帰れよー」



名残惜しげに抱き締めるりっくんにバイバイして、私と瀬戸くんはお店の裏手にある従業員用の駐輪場へと向かった。