瀬戸くんと、ふたりきり。




「大晴、安全運転しろよ」

「わかってるよ」

「ほのちん、また遊びに来てな」

「うん!りっくんもお仕事がんばってね」

「あーもー、ほのちん可愛いすぎるぅ~」

「り、りっくん潰れるっ!」




ゆるみきった顔で私を抱きしめているのは、りっくん、もとい、西城 陸斗さんで。

りっくんは瀬戸くんがバイクをあずけているバイクショップのオーナーさんだ。



瀬戸くんの叔父さんにあたるりっくんは、なぜか私のことを気に入ってくれたみたいで。

この短時間で“りっくん”“ほのちん”と呼び合う仲になった。