瀬戸くんと、ふたりきり。






「行くぞ」

「あ、ありがと!」

「何回言う気だよ、お前」

「だって……」



本当に申し訳ないと思ってるんだもん。



あれから、靴箱に私を下ろして一人で職員室に鍵を返しに行ってくれた瀬戸くん。

もちろん、私が持っていた女子更衣室の鍵も一緒に。


なんだか申し訳なくて、一緒に行くと言ったんだけど、


『お前を連れて行ったら重い』


バッサリと切り捨てられた。



キツい一言に一瞬言い返してやろうかと思ったけど、そこは我慢。

鍵返しに行ってくれたし、帰りも送ってくれるって言ってくれたしね。


でも、



「って、ちょ……!またこの担ぎ方なの!?」


さすがにこの姿で学校の外に出るのは嫌なんだけど!