瀬戸くんと、ふたりきり。




「……え?」



すぐそばでドアが開く音がして、おもむろに振り返る。

すると、そこにはドアノブに手をかけたままの瀬戸くんがいて、いぶかしげな顔で私を見ていた。




「……待ちぶせか?」

「ち、ちがうよ!!」



なんで私が瀬戸くんを待ちぶせしなきゃいけないの!?



「ただ体が痛いだけ………あ」



しまった。口がすべった。



「体が痛い?」

「いや、あの……」



最悪だ。

たった二日(正しくは一日)で筋肉痛になったとか絶対笑われる。



「お前、筋肉痛になったのかよ」

「………」

「あぁ、だからさっきぎこちない動きで帰ってったのか」

「………」

「……ったく、しかたねぇな。ほら、来いよ」

「……へ?」