まさかそんな時間になってたなんて……!



驚きすぎた私は体が痛いことも忘れ、勢いよく飛び起きる。

立ち上がった瞬間激痛が走ったけど、そんなの無視。



「美来ちゃん!私行くね!また明日!」



素早く鞄を持って、教室から飛び出した。






「イ……ッ、」



走るたび激痛が走るけど、今はそんなこと言ってられない。

遅刻なんてしようもんなら、昨日の倍はしごかれそうだから。



あと15分。

急がなきゃ……!!