「そんなにキツいの?」
「……ものすごく」
机にうつ伏せになる私は糸の切れたマリオネットのようで。
もう、ホントなさけない。
「一日でそんなになってたらこれからどうするのよ」
「あー、やめて。考えたくないー」
両耳をふさいで美来ちゃんの声を遮断。
だけど、聞いてしまったあとではもうすでに遅く。
その言葉が引き金になってこれからのことをリアルに想像してしまった。
「死にそう……」
これ以上考えると頭痛が起きそうだ。
「死にそうになってるとこ悪いけど、早く行かないとそれこそヤバイことになるんじゃない?」
「……え?」
美来ちゃんの言葉に顔を上げれば、目に入ったのは指を差している美来ちゃんの姿があって。
指差している方へとたどっていけば……。
「やっばーい!!」
時計の針が3時45分を指していた。