瀬戸くんと、ふたりきり。



「………へ?」



目を付けられてる?

誰が?私が?



「だーかーら、毎日海に来てたせいでお前他の男に目付けられてんだよ!だから……」



俺のモンだって意味でキスしたんだよ。


最後の言葉は小声で小さくしか聞こえなかったけど、確かに聞こえた。



「……っ、馬鹿っ!!」


瀬戸くんが“俺のモン”だって言ってくれた。

それが本当に本当に嬉しくて。

私は人目も気にせず、瀬戸くんの胸の中に力いっぱい飛び込んだ。




「私が好きなのは瀬戸くんだけだよ!」

「お前、」

「ずっとずっと瀬戸くんだけだもん!」



瀬戸くんは知らない。

私がどれだけ瀬戸くんのことが好きか。

どれだけ瀬戸くんのことが大好きか知らないんだ。