瀬戸くんと、ふたりきり。




「ほーのかっ」

「………え?」



突然、ポンッと叩かれた肩。



なに!?


驚きながらも肩越しにゆっくり振り返れば。


「よっ!」

「圭祐!?」


なんと、後ろにいたのは悪戯っ子のような笑みを浮かべた圭祐だった。



「びっくりしたぁ。圭祐も来てたんだ」

「おう。ついさっきな。っていうか、お前がここにいるってことはテスト合格したんだな」

「あ、うん。お陰様で!」



その節はありがとね。

隣に腰を下ろした圭祐にお礼を言ってピースする。



「ったく、ホントだよ」

「あは、あはははは……」


圭祐には色々と事情を知られてるから何だか恥ずかしい。



「そう言えば瀬戸は?波には乗ってねぇみてぇだけど」

「あ、瀬戸くんならさっき友達に呼ばれて海の家へ行ったよ」



あそこの。

そう言って瀬戸くんのいる海の家を指差すと。


「あぁ、樹か」


どうやら圭祐の知り合いだったらしい。