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夏休み初日。

私は瀬戸くんと一緒にいつもの海に来ていた。


海に来たのは瀬戸くんにサーフィンを教えて貰うため。



だけど今、瀬戸くんはここにいない。

海に来てすぐサーフィン仲間に呼ばれて海の家へ行ってしまったから。



一人ぼっちになった私は、瀬戸くんの友達からパラソルを借り、持ってきたレジャーシートを敷いて瀬戸くんが帰って来るのをのんびりと待っているところ。




「綺麗～」



目の前に広がるのはキラキラと光り輝く水面と果てしない水平線。

そして、波の上を満面の笑みで滑る沢山のサーファーたち。


本当、何度見ても感動する。


この後、あの中で瀬戸くんと一緒にサーフィン出来るのだと思うと初心者にも関わらず心が躍った。