瀬戸くんと、ふたりきり。




もう、何度この水の中を泳いだだろう。



瀬戸くんと初めて練習をした日から今日で約二週間。

毎日毎日この水の中を必死で泳いだ。



最初は瀬戸くんのスパルタに少し気分が下がった時もあったけど、それでも少しずつ泳げるようになっていって、それが堪らなく嬉しかった。



本当は今でもまだ信じられない。

瀬戸くんが傍にいてくれることが。


また笑顔を向けてくれていることが、いまだに信じられない。





海で約束したあの日。

私は瀬戸くんにとって大事な大会があることを知ってしまった。



練習の邪魔をしてはいけない。

そう思った私は、瀬戸くんから離れることを決意した。


それでも瀬戸くんへの気持ちが消えなくて、バレないように海へ練習を見に行って影で応援していた。