瀬戸くんと、ふたりきり。



そうだよ。瀬戸くんは何も悪くない。

私が勝手に先生に指導の補習を止めさせて欲しいって言ったんだ。


それに、あの状況だと自分のことが嫌で補習が無くなったと勘違いされても仕方ないし。




「私が、悪いんです」


瀬戸くんを傷付けた私が悪い。

嫌な思いをさせてしまった私が悪いんだ。


嫌われても当然だと思う。



「ねぇ帆夏ちゃん、日曜日にあるサーフィンの大会見に来てやってくれる?」

「……え?」



今、なんて……?



「大晴その大会に出るの知ってるよね?」

「あ、はい」

「あ、やっぱり知ってるんだ」

「え?」



どういう意味?


にやりと意味ありげに微笑むお兄さんに疑問が湧いて首を傾げる。