「君、何チャン?」
「え?」
「名前」
「あ、帆夏です」
「帆夏ちゃんって言うの?名前も可愛いね」
「あ、ありがとうございます?」
「あはは、なんで疑問系?」
「あ、いや……」
だってあまりにも瀬戸くんとノリが違いすぎて違和感があるんだもん。
ほんとにこの人、瀬戸くんのお兄さんなんだろうか?
なんて、ちょっと疑ってしまったり。
ここまで性格が正反対の兄弟ってホントにいるんだね。
「帆夏ちゃんって考えてる事モロ顔に出るんだね。面白い」
「えっ!?」
顔に出てる!?嘘っ!?
「プッ、何も顔隠さなくても!」
「っ」
急いで両手で顔を隠した私を見て、お兄さんが大口を開けて笑い出した。
ああもう、ホント恥ずかしい!
穴があったら今すぐ入りたいよ……。


