瀬戸くんと、ふたりきり。




「………え?」



驚いた。

突然聞こえたその声に。


だって、こんな所に来る人なんていないと思っていたから。


流れる水を拭いながら振り返ると、



「せ、瀬戸くん……?」



そこにいたのは、ここにいるはずのない瀬戸くんだった。



「な、なんで……?」



なんでここにいるのか分からなくて。

信じられない、と何度も目を瞬かせる。




なんで瀬戸くんここにいるの?

もしかして……メール届いてなかった?

だから来てくれたの?



目の前に瀬戸くんがいることがいまだに信じられなくて、ただ呆然と瀬戸くんを見上げることしか出来ない私。


圭祐も瀬戸くんが来るとは思っていなかったのか、目を見開いて驚いていた。