瀬戸くんと、ふたりきり。



その声で瞬時に頭に浮かんだのは瀬戸くんの顔だった。


もしかして──


そう思うよりも先に、私は声がした方へと振り向いていた。




「………あ」

「なに?瀬戸だと思った?」

「圭祐……」



振り向いた先にいたのは、さっき別れたばかりの圭祐だった。


何で圭祐がここにいるの……?



「んな、ガッガリした顔すんなよ。サッカー部の助っ人が終わったから覗きに来てやったんだよ」

「そう、なんだ……」

「一人は寂しいだろ?仕方ないから俺が付き合ってやるよ。だからそんなシケた面すんなって!」

「ちょ……、いいよ!圭祐助っ人で疲れてるでしょ!?」

「だーいじょうぶだって!俺体力あり余ってっから!」

「ちょっと!」