瀬戸くんと、ふたりきり。



そのあとすぐに携帯の電源を落としたから、瀬戸くんから返事が来たかどうかは分からない。


瀬戸くんに送る最初のメールがこんな内容だなんてちょっと寂しいけど、本人を目の前にしたら絶対に言えないから。



……もしかしたら、明日学校に来て文句を言われるかもしれない。

ううん、それよりも怒って学校に来ないかも。

それともお荷物がいなくなって喜んでるかな?




瀬戸くんの反応が怖い。

だからメールにしたのに、結局、色々考えて一人で落ち込むんだ。







「もしかして、離れることにしたのか?」

「……うん」

「マジか」

「………」


はぁ、と溜め息を吐き出して、机に突っ伏す圭祐。



「……なぁ、帆夏はそれで良い訳?お前、瀬戸のこと好きなんだろ?」

「っ」



圭祐の言葉に、動いていたペン先がピタリと止まった。



「……やっぱりな」


私の反応を見て苦笑する圭祐は何もかもお見通しのようだ。