「おいどういう事だ。
俺達も人間だ。新選組のやつらも殺すのか?」
「ああ、お前らに親や里の皆を殺された気持ちが分かるか!?
私達が人間の戦争に加担する事を拒んだだけで鬼だという事実があるだけで殺された気持ちが分かるか!」
そう言うと、原田と永倉は驚いた顔をしたと同時に悲しそうな顔もしていた。
「そうなのか。
俺達にはその気持ちは分からない。俺達は仲間や親を無抵抗に殺されたことがないから。でも今までの事謝っておく。すまなかった。」
原田と永倉が土下座をして謝ってきた。
「そんなことをしてもし今許したとしても次に会ったときには敵なんだ。お前らはそんな奴に頭を下げるほどばかなやつらなのか?
違うだろう。
お前らは武士なんだ敵に頭を下げていたら、平隊士に面目がつかないだろう。
頭を上げろ。そんなんじゃ新選組の幹部はやっていけないぞ。」
私がそう言うと、原田と永倉はゆっくりと頭を上げた。
その目にはもう迷いの光は宿っていなかった。
「分かった。じゃあこれで和解ってことだな?」
「ああ、まあ敵同士なのはかわりないがな。」
「そう言えば、お前男っぽい口調になってねぇか?」
「ああ鬼として覚醒したからな。」

