そうだったんだ。
でも一つ気になることが…
「そのお母さんは今生きてるの?」
「それが分からないんだ。
母さんが戦ってる最中にタイムスリップしたから。
だから俺は母さんの行方を探していたんだ。そのためにお前を探していたのもあるが、俺は里を滅ぼした人間共が憎くて仕方ない。
俺はお前と共に鬼の世を作ろうと思っている。どうだ?一緒にあのちっぽけな人間共を殺さないか?
人間共を殺して今の徳川慶喜の所まで行き母さんの行方を聞いてあいつを殺す。どうだ?いい計画だろう?フフフフッハーハハハハハ」
兄さんはそう言い偽りの笑みをこちらに向けた。
「どうする?桜。お前は俺に付いてくるだろ?」
兄さんにそう聞かれ私はいや私の鬼の血が行くと答えた。
「そうか、良かった。お前と俺そして白夜で行こう。」
兄さんがそう言ったとき私は少しの違和感を覚えた。
その白夜と言う者の名前をいや人物自体を知っているような気がしたからだ。
そしてこの出来事で桜は新選組と敵対することになるのだった。

