「此処だ。」
そう言って兄さんが開けた部屋はかなり広くてどこかの国のお嬢様が住みそうな部屋だった。
「こんなに広いところ、使っていいの?」
「ああ。」
そう言い兄さんは部屋を出ていこうとしたが、私は引き留めた。
「兄さんはどうしてこんな広い屋敷の主になれたの?」
「その話は明日してやろう。今日は疲れただろうから、ゆっくりおやすみ。」
そう言って兄さんが近づいてきたと思ったら、昔父さんがやってくれたように額にキスをして出ていった。
兄さんが出ていってから私はすぐに眠った。
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