桜side

今は柊について行ってるんだけど柊の進む道一つ一つが凄く狭くてくねくねしたところばかりだった。

あと少しで大通りだが、柊は大通りの少し手前で止まった。

そこはさっき通ってきた道よりは少しだけ広い所だった。

「ここだ。」

そう言って柊は一つの建物に入っていった。

「本当に荵は居るのかな。」

そうボソッと呟いてから音を立てないように歩いていった。